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ChatGPTで本を書く方法:ステップバイステップ・ガイド

ChatGPTだけを使って本を書くための、プロンプト付きの正直なガイド。行き詰まるポイントとその対処法についても詳しく解説するよ。

AIWriteBook チーム

AIライティング・スペシャリスト

60秒でわかる要約

ChatGPTを「前提条件、構成、キャラクター設定、章の下書き、推敲、紹介文、メタデータ」の7つの段階で活用しよう。記憶の欠落を防ぐために、新しいチャットを始めるたびにキャラクター設定を貼り付けるのがコツだよ。ただし、表紙デザイン、オーディオブック化、EPUB/KDPへの書き出し、そして8章以降の整合性の維持には限界があることを覚えておいて。完成と出版にはハイブリッドなワークフローを計画しよう。

ChatGPTは、本を書き始めるための最も安価で身近な方法だよ。火曜日の朝に思いついた曖昧なアイデアを、週末までに構成案、数章の原稿、そして仮のタイトルにまで仕上げることができるんだ。このガイドでは、そのために使うべき正確なプロンプトを順番に紹介し、ワークフローがうまくいかなくなる部分についても率直に伝えるよ。読み終わる頃には、ChatGPTが君の本のために何ができて、何ができないのか、そして作家たちがそのギャップをどう埋めているのかがわかるはずだよ。

ChatGPTを開く前に

まず紙の上で3つのことを決めておこう。これに5分かけるだけで、後で何時間ものやり取りを節約できるよ。

ジャンルを1つに絞る(混ぜない)

ChatGPTはジャンルが具体的なほど、自信を持って文章を書いてくれるよ。「文学的でロマンス要素のあるミステリー」よりも「海辺のパン屋を舞台にした、ほのぼのミステリー」の方が、まとまりのある出力が得られるんだ。

目標とする長さを決める

中編小説(2〜4万語)、標準的な小説(6〜8万語)、または実用書(3〜5万語)など。長さが決まれば章の数が決まり、それがその後のすべてのプロンプトに影響するよ。

モデルのプランを選ぶ

無料プランでも構成案や推敲はできるよ。でも、長い章の下書きを書くなら有料プランがおすすめ。コンテキストウィンドウ(記憶容量)が広いから、ChatGPTがキャラクターの設定を忘れてしまうのを遅らせることができるんだ。

ChatGPTを使った7ステップの執筆ワークフロー

各ステップにはそのままコピーできるプロンプトを用意したよ。[ブラケット] の部分は自分の詳細に合わせて書き換えてね。

ステップ 1

前提条件を磨き上げる

ChatGPTが何かを書き始める前に、まずは君のアイデアを徹底的に問い詰めさせよう。これはワークフロー全体の中で最も効果的なプロンプトだ。曖昧な前提からは、曖昧な本しか生まれないからね。

使用するプロンプト
私は[ジャンル]の本を書きたいと思っています。大まかな前提は次の通りです:[1〜2文]。君はシニア・デベロップメンタル・エディター(開発編集者)として振る舞ってください。これを出版可能なレベルの前提にするために、鋭い質問を1つずつ、計10回投げかけてください。私の回答が終わったら、1段落のログライン、比較対象となる本のリスト(3冊)、そして読者への「1文の約束」を書いてください。

質問には1つずつ答えよう。10個の回答を一度に貼り付けてはいけない。君が考えているプロセスを見せることで、ChatGPTはより質の高い追及をしてくれるようになる。

ステップ 2

章ごとのアウトラインを作成する

前提が決まったら、次はアウトラインだ。これは後のすべてのプロンプトが参照する背骨になる。ここでしっかり作り込めば、各章は自然と書き上がっていくはずだ。

使用するプロンプト
上記の確定した前提に基づき、目標文字数[目標文字数]の[ジャンル]本の章ごとのアウトラインを書いてください。各章について、章番号、仮タイトル、視点人物、シーンの目的、障害、結末の転換点、そして次の章への1行の引き(フック)を提示してください。章の数は[20]章を目指し、三幕構成がわかるようにしてください。

中盤がだれてきたら、「第8章から14章が平坦に感じる。サブプロットの逆転を1つと、第12章で明かされるキャラクターの秘密を1つ追加して」と頼んでみよう。中盤がしっかり支えられていると感じるまで繰り返すんだ。

ステップ 3

キャラクター設定資料(バイブル)を作る

これはChatGPTの「物忘れ」を防ぐために最も重要なドキュメントだ。プロジェクトの最後まで、新しいチャットを始めるたびにこれを貼り付けることになる。

使用するプロンプト
上記のアウトラインから、キャラクター設定資料を作成してください。名前のある各キャラクターについて、フルネーム、年齢、外見の特徴(具体的な詳細3つ)、話し方の特徴(癖を1つ)、心の傷/過去の経歴、本の中での目的、秘密、そして繰り返し登場させる小道具や習慣を1つ含めてください。後で再利用できるように、番号付きリストで出力してください。

出力結果をメモ帳などに保存しておこう。明日新しいチャットを始める時、最初のメッセージはこうだ。「これから書く本のキャラクター設定資料です。回答する前にこれを参照してください。[貼り付け]」。

ステップ 4

1章ずつ執筆する

ChatGPTに本一冊を一度に書かせてはいけない。それは不可能だし、1回の回答が2,000語を超えると品質が急落する。設定資料とアウトラインを貼り付けた上で、1つのプロンプトにつき1章ずつ進めよう。

使用するプロンプト
以下は私のキャラクター設定資料と全体のアウトラインです。第[N]章、タイトル「[タイトル]」を、[視点人物]の視点で、約[2500]語で書いてください。アウトラインにあるシーンの目的、障害、章末の転換点を盛り込んでください。トーンは[比較対象の本]に合わせてください。鮮やかな感官描写を使い、「説明する」のではなく「描写(Show, don't tell)」してください。アウトラインにあるフックで章を終えてください。

キャラクター設定資料: [貼り付け]
全体アウトライン: [貼り付け]

生成されたものを読んで、そのまま受け入れるか、あるいは「対話をよりタイトにして、2番目の回想シーンをカットして」といった具体的な修正を依頼しよう。「もっと良くして」という曖昧な指示は逆効果だ。

ステップ 5

推敲(ラインエディット)を行う

章の構成が固まったら、ChatGPTをエディターモードに切り替えよう。執筆プロンプトと編集プロンプトは別物だ。これらを混ぜてはいけない。

使用するプロンプト
[ジャンル] 小説のラインエディターとして振る舞って。以下の章を、弱い動詞、フィルターワード(「見た」「感じた」「聞こえた」)、説明的な描写(Showing not telling)、"said/asked" 以外の台詞タグ、そして30語を超える文章がないか編集して。変更内容を要約するのではなく、変更箇所を反映した章の全文を返して。

[章を貼り付ける]

この工程は1つの章につき1回だけにしよう。2回行うと、編集しすぎで味気ない文章になってしまうよ。

ステップ 6

紹介文(ブルーブ)と裏表紙のコピーを書く

ChatGPTはマーケティングコピーの作成が本当に得意だよ。これは、多くの初心者の人間よりもChatGPTの方が上手くこなせるステップの1つなんだ。

使用するプロンプト
このアウトラインとキャラクター設定に基づいた本の、150語程度のAmazon用書籍説明文を書いて。構成は、1行のキャッチコピー、問いかけで終わる2段落の導入、そして類似作品(comp-title)との比較による位置づけで。 [サブジャンル] のベストセラーのトーンに合わせて。物語の中盤以降のネタバレは禁止。

5つのバージョンを生成して、最初の1行を読んだ後に続きを読みたくなるものを選ぼう。ChatGPTに決めさせるのではなく、君のセンスで判断してね。

ステップ 7

キーワード、カテゴリー、タイトル案のリストを生成する

ChatGPTはKDPにリアルタイムでアクセスできないけれど、出版の定石を十分に理解しているから、自分で検証可能なカテゴリーやキーワードの切り口を提案してくれるよ。

使用するプロンプト
上記の本について、以下を提示して:(1) 検索されやすさと文学的な響きで評価した10個のタイトル案、(2) テストすべき7つのKDPキーワードフレーズ、(3) 適切なAmazonのメインカテゴリー3つとサブカテゴリー3つ。それぞれの選択理由を1文で説明して。

すべてのカテゴリーとキーワードは、Amazonで直接確認してね。ChatGPTのカテゴリーデータは現実から数ヶ月遅れていることがあるから。

ChatGPTのみのワークフローが限界を迎える場所

ここで作業を止めれば、原稿は手に入る。けれど、読者が購入できる「本」にはならないんだ。これらは、すべての著者が直面する壁だよ。だいたいこの順番でやってくる。

第8章あたりからキャラクターがブレ始める

ChatGPTのコンテキストウィンドウは大きいけれど、無限じゃない。第8章を過ぎたあたりから、主人公の話し方が変わり始めたり、脇役の過去設定が混ざったり、サブキャラクターの目の色がいつの間にか変わっていたりする。執筆よりも、一貫性をチェックすることに時間を費やすことになるよ。

構成の書き直しが苦痛になる

第12章を第9章の前に持ってくる必要があると気づいたとき、ChatGPTは「原稿を並べ替える」ことができない。影響を受けるすべての章に対して、新しい文脈で手動でプロンプトを出し直す必要があるんだ。多くの著者はここで諦めて、構成が弱いまま出版してしまう。

表紙もフォーマットもオーディオブックもない

ChatGPTが出力するのはチャット画面上のプレーンテキストだ。そこからKDP対応のEPUB、1600×2560の表紙、適切にマスタリングされたオーディオブック、そして綺麗な前書き・後書きを揃えるには、別のツール群が必要になる。その統合作業は君自身がやらなきゃいけない。

トーンの一貫性を保つために絶え間ないプロンプトが必要

新しいチャットを始めるたびに、ChatGPTは君の文体の感覚をリセットしてしまう。「[類似作品] のトーンに合わせて」という指示を、暗唱できるほど何度も貼り付けることになるだろう。学習されたスタイルというものは存在せず、あるのは繰り返しのリマインドだけなんだ。

出版パイプラインが全くない

ChatGPTは、適切なスタイルを適用したEPUBやDOCXへの書き出し、KDPへのプッシュ、一貫性のあるオーディオブックのナレーション生成ができないし、カテゴリーの制限やKDPのキーワードルールも把握していない。原稿から出品までのすべてのステップが手作業になるんだ。

シリーズものの翻訳メモリがない

本をシリーズ化する場合、ChatGPTは2巻目を書いている時に1巻目の用語を覚えておくことができない。魔法システムの用語、場所の綴り、登場人物の関係性などは、手動で用語集を管理しない限り、すべてブレてしまうよ。

プロンプトのチートシート

このセクションをブックマークしておこう。上記の7つのプロンプトを1か所にまとめたから、順番に貼り付けて使ってみて。

  1. 1

    前提条件:シニア・デベロップメンタル・エディターとして振る舞って。私の本の前提について、鋭い質問を1回に1つずつ、計10個投げかけて。

  2. 2

    アウトライン:章ごとのアウトラインを書いて。各章について、視点(POV)、目標、障害、転換点、引き(フック)を提示して。

  3. 3

    キャラクター設定:名前、年齢、3つの身体的特徴、話し方の癖、心の傷、目標、秘密、繰り返し登場する小道具を含むキャラクター設定を作成して。

  4. 4

    執筆:第[N]章を[POV]の視点で、約2500語で書いて。[比較対象の作品名]のスタイルに合わせ、アウトラインの引きで終わらせて。

  5. 5

    推敲:弱い動詞、フィルターワード、「見せずに語る(telling)」表現、台詞のタグ、長すぎる文章を修正して。章全体をインラインで返して。

  6. 6

    紹介文:Amazon用の150語の紹介文。引き、問いかけで終わる設定、類似作品との位置づけを含めて。

  7. 7

    メタデータ:10個のタイトル案、7つのKDPキーワード、3つのメインカテゴリーと3つのサブカテゴリーを、その理由とともに提案して。

結局、ChatGPTで本当に本が書けるの?

答えは「イエス」。多くの著者がすでに実践しているよ。君の目標が「自分で読める完成した原稿」なら、上記のワークフローを使えば、夜の時間を使ってだいたい2〜4週間で達成できるはずだ。

でも、君の目標が「出版された本」なら話は別だ。Amazonに出品し、安っぽくない表紙を付け、オーディオブック化し、シリーズ化を見据えた土台を作るとなると、ChatGPTだけでは膨大な手作業が残る。内容のブレ、構成の書き直し、フォーマット、出版パイプラインの手間は現実的で、それらは積み重なっていくんだ。

多くの現役著者がたどり着く現実的な答えはこうだ。ChatGPTは得意な部分(前提作り、ブレインストーミング、紹介文)に使い、苦手な部分(一貫性の維持、構成、表紙、書き出し、出版)には専用の本作成ツールを使うこと。

多くの著者が最終的に行き着くハイブリッド・ワークフロー

前述の壁にいくつかぶつかった時、君には選択肢がある。ChatGPTを表紙ジェネレーターやフォーマッター、一貫性管理用のスプレッドシートとつぎはぎして使い続けるか、それとも長編作品のために作られたツールに原稿を移すかだ。このハイブリッド・パターン(アイデア出しはChatGPT、実際の本作りはAIWriteBook)については、次回のガイドで詳しく解説するよ。

ハイブリッド・ワークフローのガイドを読む
本を完成させよう

ChatGPTの記憶力と戦うのはもうやめて、本を完成させ始めよう。

AIWriteBookは、ChatGPTができない部分をカバーする。永続的なキャラクターの記憶、章をまたいだ構成の一貫性、KDP対応の表紙生成、オーディオブックのナレーション、そしてワンクリックでのEPUB書き出し。君のアウトラインを持ち込んで、本を完成させよう。

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