著者向け完全ガイド

本の書き方: 普通の人たちのための、本物のガイド

モチベーションを高めるだけの綺麗事は抜き。「自分を信じて」なんて言わない。最初のアイデアから、Amazon KDPにアップロードできる原稿にするまでの実用的なフレームワーク。AIを使っても、使わなくても。

ガイドを読む

世の中にある「本の書き方」ガイドの多くは、自分自身で一冊も書き上げたことがない人か、あるいは「毎日書いてプロセスを信じろ」というアドバイスに集約されるベストセラー作家によって書かれている。子供たちが起きるまでの2時間、キッチンのテーブルに座って「第3章に何を書けばいいのか」と悩んでいる君にとって、どちらも助けにはならない。

このガイドは2つの点で異なっている。第一に、普通の人が本を書こうとした時に実際に起こること(行き詰まり、書き直し、次に何をすべきかという不安)を中心に構成されている。第二に、AIを大工がネイルガンを使うように、使うことも無視することもできる普通の道具として扱っている。魔法でも代用品でもなく、ただの便利なツールだ。

小説、回想録、ビジネスを構築するための実用書、あるいは家族のための短いガイドなど、書きたいものが何であれ、以下の7つのステップがアイデアから完成原稿へと導いてくれる。最初から最後まで読むのもいいし、行き詰まっているステップにジャンプするのもいい。

本を 実際に完成させるための7つのステップ

これが唯一の本の書き方ではないけれど、仕事や家族があり、限られた時間しかない人にとって、最も挫折しにくい方法だ。

ステップ 1

「本当に完成させられる本」を選ぶ

本が書かれない最も一般的な理由は、著者が自分の自由な時間に対して大きすぎるプロジェクトを選んでしまうことだ。ステップ1の目標は、今後3〜6ヶ月で現実的に完成させられる本を選ぶことだ。

初めて本を書く人の多くは、想像しうる最大で最も野心的な本を書こうとする。壮大なファンタジーの三部作、業界全体の完全ガイド、70年の人生を網羅した回想録。こうしたプロジェクトは、ストーリーが尽きる前に書き手のエネルギーが尽きてしまうため、ほとんど完成しない。解決策は、より小さく、より具体的なものを選ぶことだ。4万文字のコージー・ミステリー、君がよく知る狭いトピックについての3万文字のガイド、特定の10年間や人間関係に焦点を当てた回想録。まずはその本を完成させよう。巨大な本は2冊目に書けばいい。長期的に成功する著者の多くは、最初の小さな本を完成させることで、書き始めた時よりも執筆について多くのことを学んでいる。

今週やること

  • 本のアイデアを3つ書き出す。もしどうしても書かなければならないとしたら、90日で完成させられるものを1つ選ぶ。
  • 読者を特定する。「起業に興味がある人」よりも「副業を始めて第二の収入を求めている母親」の方が良い。
  • 目標の長さを制限する。4万文字は立派な本だ。12万文字は2年かかるプロジェクトだ。
  • アイデアに迷ったら、すでに2,000文字程度のメモや音声メモ、ブログ記事があるものを選ぶ。
ステップ 2

本の目的を定義する

すべての本には一つの役割がある。スリラーは恐怖を煽り、それを解決する。ビジネス書は読者の仕事に対する考え方を変える。その本が果たすべき役割を知ることで、何を含めるべきか、何を省くべきかが明確になる。

何かを書き始める前に、読者が本を読み終えた後に何を感じ、何を学び、何をするかを説明する一文を書いてみて。フィクションなら「読者は全員が秘密を持つ小さな町の緊張感を感じ、犯人が捕まった時の安堵感を味わう」。ノンフィクションなら「読者はフリーランスサービスの正確な値付け方法を知り、自分を過小評価するクライアントと縁を切れるようになる」。この一文は、その後のあらゆる決断の指針になる。もしシーンや章、物語の展開がその一文に貢献していないなら、カットしよう。この一文は、どんな執筆テクニックよりも多くの本を救う。なぜなら、後で「次に何を書くべきか」という疑問が湧いたとき、すべてを「このシーンは約束した目的に貢献しているか?」という問いに変えてくれるからだ。

今週やること

  • 「約束の一文」をカードに書いて、画面の上に貼っておこう
  • シーンや章をその一文に照らし合わせてテストしよう。目的にそぐわないなら、カットするか作り直そう
  • 好きなジャンルの本を5冊選び、裏表紙を読んでみて。その本の「約束」がどのように2文程度で表現されているか注目しよう
  • もし「約束の一文」がまだ書けないなら、書き始めるほど本のことを理解できていない証拠。もっと考えよう
ステップ 3

アウトラインを作成する

アウトライン作成は、本が完成するか挫折するかの分かれ道だ。強力なアウトラインはガチガチの足場ではなく、執筆が困難になったときに方向性を見失わないための緩やかな地図のようなものだ。

小説のアウトラインには、主要なストーリー展開(きっかけ、葛藤の激化、中盤の逆転、どん底、最終決戦、結末)をリストアップする。ノンフィクションなら、読者のジャーニー(1ページ目で知っていること、100ページ目で知っていること、そしてそこに至るまでの議論やステップ)をリストアップする。アウトラインは1ページに収めるべきだ。それ以上長いなら、プロットに時間をかけすぎて執筆が疎かになっている。アウトラインは書きながら変わっていくものだが、それでいい。それは契約書ではなく、作業用の文書だ。アウトラインに必要なのはこれだ:第7章を書くために座ったとき、その章が何をすべきか大まかに分かっていること。シーンをドラフトしながらプロットを考えるのはやめよう。それらは異なる思考モードであり、同時にやろうとすると行き詰まってしまう。

今週やること

  • ドラフトを書き始める前に、すべての章について1行の要約を書こう
  • フィクションなら「Save the Cat」のビートシートや三幕構成を使おう。ゼロから発明する必要はない
  • ノンフィクションなら、各章が前の章を踏まえた読者の疑問に一つずつ答えるようにしよう
  • 10日ごとにアウトラインを見直そう。意味が通じなくなった部分は書き直し、次に進もう
ステップ 4

いつ、どこで書くかを決める

執筆のための物理的な環境づくりは、どんなマインドセットのコツよりも重要だ。本を完成させる著者は、特定の時間、特定の場所、そして特定の目標文字数を持っている。

インスピレーションは当てにならないが、習慣は裏切らない。本を完成させる著者は、執筆日にはいつも同じことをする。同じ椅子に座り、同じ時間に、目標とする文字数を書く。目標は高くなくていい。1日500ワード書けば、100日で5万ワードの本が完成する。フルタイムの著者の多くは1日に1,000〜2,000ワード書く。フルタイムの仕事があるなら、1日500〜800ワードが現実的で、半年で完成させるのは立派な成果だ。罠なのは、平日に全く書かず、週末に3,000ワード書こうとすることだ。まとめ書きは疲弊を招き、すぐに燃え尽きてしまう。地味でも着実な執筆こそが本を完成させる。

今週やること

  • 具体的な時間を決めよう。「仕事の前」ではなく「午前6時15分」のように
  • 場所を決めよう。同じデスク、同じ椅子、必要なら同じコーヒーを用意して
  • 絶好調の時ではなく、最悪の体調の日でも達成できる文字数を設定しよう
  • スプレッドシートで毎日の文字数を記録しよう。目に見える進捗はそれ自体がモチベーションになる
ステップ 5

初稿は素早く、不格好に書く

初稿は頭の中にある物語を外に出すためのものだ。それ以外に目的はない。誰かを感動させるためでも、質が高い必要もない。ただ「存在」していればいいのだ。

初心者が陥りやすい最も有害な習慣は、書きながら推敲することだ。それは生産的に感じるが、実際は違う。第2章の文章を直すために立ち止まるたびに、第3章へと向かうはずの推進力が失われてしまう。初稿は土地の確保だ。まずは自分の陣地を広げよう。磨き上げるのは後でいい。役立つコツ:可能なら章の順に書くが、行き詰まったシーンは飛ばして後で戻る。[サラがここで遺言について説明する]といったプレースホルダーを残し、流れを止めないようにしよう。途中で良いアイデアを思いついたら、1行メモを残してそのまま進もう。執筆セッションを終えるときは、続きが分かっているシーンの途中で止めること。そうすれば、翌日は新しいシーンをゼロから始めるよりずっと楽に書き始められる。

今週やること

  • ドラフト中は編集しないこと。文法も、言葉選びも、明らかな誤字脱字さえも無視して。ドラフトモードに徹しよう
  • まだわからない部分には、角括弧 [ ] のプレースホルダーを使おう
  • 章の終わりではなく、シーンの途中で書くのをやめよう。そうすれば翌日、勢いを持って書き始められる
  • 初稿が完全に書き上がるまで、誰にも下書きを見せないこと。フィードバックは執筆の勢いを削いでしまう
ステップ 6

一度にすべてをやろうとせず、段階的に推敲する

プロの作家は層を重ねるように推敲する。構成、文章、文法を同時に直すことはできない。各推敲ステップには、それぞれ一つの役割がある。

推敲を始める前に、初稿を最低2週間は寝かせよう。読者の視点で本を読むためには、脳に距離を置く時間が必要だ。戻ってきたら、3つのステップで進めよう。ステップ1:構成。シーンの順番は正しいか?削るべき、あるいは統合や移動が必要なシーンはないか?この段階では文章には触れない。ステップ2:文章。一文ずつ確認する。すべての段落に存在意義があるか?語り口は一貫しているか?同じ言葉が頻出しすぎていないか?ステップ3:文法、誤字脱字、整合性。これは校正の段階だ。最後にプロの校正者に頼むのもいいが、自分で3回推敲すればほとんどの問題は見つかる。1回の通読ですべてをやろうとしないこと。見落としが出るし、疲れ果ててしまう。

今週やること

  • 最初の推敲を始める前に2週間待とう
  • 構成、文章、校正の3段階に分けて推敲しよう。決して3つ同時にやらないこと
  • ステップ2では原稿を音読してみよう。不自然な文章がすぐに見つかる
  • Amazonで出版するなら、最終確認はプロの編集者に依頼しよう
ステップ 7

出版の準備をする

原稿を書き終えることと、本を完成させることは別物だ。出版可能な本には、表紙、紹介文、メタデータ、そしてフォーマット済みのファイルが必要だ。この作業を計画に入れておかないと、出版が頓挫してしまう。

Amazon KDPでセルフ出版するには、EPUBまたは印刷用PDF、正しいサイズの表紙、150〜300文字の本の紹介文、7つのキーワード、2つのカテゴリー、そして著者プロフィールが必要だ。どれも欠かすことはできない。悪い表紙は素晴らしい本を台無しにする。曖昧な紹介文はクリック率を下げる。弱いキーワードでは誰も本を見つけられない。出版パッケージには十分な時間をかけるか、専門知識のある人に依頼しよう。本を書くことは仕事の半分に過ぎない。読者に見つけてもらい、クリックしたくなるようにパッケージ化することが残りの半分だ。この後半を疎かにすることが、多くのセルフ出版の本が売れない理由だ。

今週やること

  • 表紙デザイン、紹介文、KDPへのアップロードに丸1週間は確保しよう
  • 自分のカテゴリーのトップ10の表紙をチェックしよう。そのジャンルの視覚的なルールに合わせることが大切だ
  • アップロードする前に紹介文を書いておこう。Amazonの管理画面での編集は手間がかかる
  • KDPキーワード調査ツールを使って、検索されやすく競合の少ない7つのキーワードを選ぼう

本を台無しにする5つの間違い

これらの間違いは、執筆スランプよりも多くの本を葬ってきた。すべて回避可能なものだ。

最大のアイデアから書き始める

あなたの最高傑作(マグヌム・オプス)は、最初に書くべき本ではない。まずは規模の小さい、絞り込まれた本を完成させよう。完成させた平凡な本は、未完成の傑作よりも10倍多くのことを教えてくれる。まずは小さな一冊から書き始めよう。

執筆しながら編集する

編集と執筆は正反対の思考モードだ。執筆は創造的で拡張的だが、編集は批判的で削ぎ落とす作業だ。両方を同時にやろうとすると、どちらも上手くいかなくなる。まずは書き上げ、編集は後でやろう。

インスピレーションを待つ

インスピレーションは執筆戦略ではない。プロの作家は、やる気が出ない日でも書く。ミューズ(芸術の女神)が降りてくるのを待っている人は、ほとんど本を書き上げることができない。

下書きを早く共有しすぎる

書きかけの下書きを友人に見せると、ほぼ確実に混乱を招く矛盾したフィードバックが返ってきて、執筆が止まってしまう。外部の意見を求めるのは、最初のドラフトが完全に書き上がってからにしよう。

出版作業を軽視する

著者は原稿に1年を費やす一方で、表紙や紹介文、キーワードの設定には3時間しかかけないことがある。パッケージングは本の成功の半分を占める。それ相応の熱量で取り組もう。

現実的なタイムライン

本を書くのに実際どれくらいの時間がかかる?5万文字の初稿を目指す副業著者のための、現実的な4フェーズのタイムラインを紹介するよ。

1〜2週目

アイデア、約束、構成

本のテーマを決め、「読者への約束」を1文で書く。1ページの構成案を作る。まだ執筆は始めないこと。このフェーズは遅く感じるかもしれないけど、ここを急ぐと後のフェーズで挫折する原因になるよ。

3〜14週目

執筆(ドラフト作成)

週6日、1日500〜800文字を書く。5万文字の本なら、約12週間で初稿が完成する。このフェーズでは推敲(修正)は一切しないこと。

15〜16週目

休息

原稿には一切触れない。他の本を読もう。2週間後に新鮮な目で自分の原稿に戻る。修正作業を意味のあるものにするために、このフェーズは絶対に飛ばさないで。

17〜22週目

修正と出版準備

4〜5週間かけて3回の修正パスを行う。最後の1週間で表紙デザイン、紹介文、キーワード設定、KDPへのアップロードを行う。このフェーズの終わりには、君の本がAmazonで公開されるよ。

AIがプロセスをどう変えるか

AIはツールであり、ゴーストライターじゃない。上手く使えば数週間の仕事を数日に短縮できるけど、使い方が悪いと読者が途中で投げ出すような味気ない本になってしまう。

AIWriteBookを含むAI執筆ツールは、プロセスの中の3つのポイントで最も役立つ。1つ目は構成案の作成時。執筆に入る前に章の構造全体を確認できる。2つ目は執筆時。シーンのイメージはあるけど、ゼロから1,500文字書くのに3時間かかるような時。3つ目は出版準備。本の紹介文やタイトル、カテゴリーの提案を生成する時だ。

AIが最も苦手とするのは、君にしか書けない部分だ。語り口、ユーモア、人生経験からくる感情の揺れ、人間が書いたと感じさせる具体的なディテール。これらは自分で書こう。構造や下書きの文章はAIに任せ、具体的で人間味のある部分は君自身が担当するんだ。

AI支援による執筆で成功している著者は、AIを「著者」ではなく「下書きパートナー」として扱っている。AIに1章分を生成させ、その20〜40%を自分の声に合わせて書き直す。AIの構造的なセンスを活かしつつ、ありきたりな文章を自分の言葉で上書きするんだ。その結果、3ヶ月ではなく3週間で本が完成し、しかも著者が書いたような(実際に著者が書いたのだから、より速く)仕上がりになる。

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AIWriteBookは、重要な言葉のコントロールを君に委ねたまま、構成案の作成、章の下書き、KDP対応ファイルの書き出しまでを行う。初めての著者をゴールまで導くワークフローを体験してみて。

よくある質問

本の書き方 — FAQ

執筆を始める前に、多くの人が実際に抱く疑問への回答。

読むのをやめて、書き始めよう。

本の書き方はもうわかったはず。あとは始めるだけ。ドキュメントを開き、タイマーを30分にセットして、最初の段落を書いてみよう。あるいは、今夜 AIWriteBook でアウトラインを作って、明日の朝には第1章の下書きに取り掛かろう。

クレジットカード不要。本全体の計画は無料。料金が発生するのは最終的な章を生成する時だけ。