Grammarlyは文章を直す。AIWriteBookは本全体を仕上げる
Grammarlyはメール、文書、チャット、SNSの投稿など、入力するあらゆる場所について回るチェッカーだ。どんな文章でも最後の仕上げには非常に優れている。だが、一冊の本には最後の仕上げ以上のものが必要だ。計画、整合性の取れた各章、構造を見据えた編集、そしてストアが受け付けるファイル形式。それこそが、AIWriteBookが担うために作られた役割だ。

一文を整えるか、一冊の本を作るか
Grammarlyは今開いているテキストボックスを読み取る。AIWriteBookはプロジェクト全体(アウトライン、登場人物、これまでのすべての章)を読み取る。著者がGrammarlyの代替ツールを探し始めるのは、大抵その「一文だけを見る」限界に直面したときだ。
Grammarlyの役割
入力中の文章を正確でわかりやすいものにする
- タイピング中にスペル、文法、句読点をチェック
- トーンを検出し、Pro版ではトーン調整や文全体の書き直しを実行
- プロンプトから文章を生成(無料版は月100回、Pro版は月2,000回)
- ブラウザ拡張機能、デスクトップアプリ、Word、Googleドキュメント、モバイルで動作
手に入る成果物書いていたアプリ内で整えられたクリーンなテキスト
AIWriteBookの役割
アイデアから出版用ファイルまで本を一冊仕上げる
- すべて編集可能なアウトライン、各章、登場人物を設計
- 君の執筆サンプルの文体に合わせて、プランに沿って各章を下書き
- エディトリアルレター、スタイルシート、ライン編集、校正で原稿をブラッシュアップ
- 印刷用PDF、EPUB、巻き表紙、DOCX、さらにKDP商品登録情報を生成
手に入る成果物KDPや他のストアにそのままアップロードできる完成本
4段階の編集プロセスと各ツールの対応範囲
プロの編集者は、全体像からカンマ一つに至るまで、段階(パス)を踏んで原稿を仕上げていく。当社のセルフ編集ガイドではその全4段階を解説している。Grammarlyが活躍するのは後半の2段階だ。しかし、本としての完成度を大きく左右するのは前半の2段階にある。
構成編集(ディベロップメンタル・エディット)
ストーリーは機能しているか?テンポ、構造、プロットの破綻、中だるみ。読者が最後まで読み切れるかどうかを決めるフェーズ。
- Grammarly
- 対象外(その用途向けには作られていない)
- AIWriteBook
- ブックエディターが原稿全体に対するエディトリアルレターを作成
ライン編集(ライン・エディット)
文体、リズム、言葉選び、同じことを2度言っている文の調整。調子が良いときの君自身の文章のように響かせることが目的。
- Grammarly
- Pro版での文全体の書き直しとトーン調整
- AIWriteBook
- 章ごとのライン編集とAIチャット。変更箇所は差分(diff)で確認し、採用または却下が可能
コピー編集(コピー・エディット)
数百ページにわたる一貫性の確保。名前の表記揺れ、タイムラインのずれ、大文字小文字のルールブレなど。
- Grammarly
- 開いているドキュメント内での一部の不整合を指摘
- AIWriteBook
- 本全体の名詞、スペル、表記規則をまとめたスタイルシート
校正(プルーフリーディング)
本が読者の手に渡る前の、誤字脱字や句読点の最終チェック。
- Grammarly
- Grammarlyが最も得意とする分野。入力するあらゆるアプリで機能
- AIWriteBook
- ブックエディターでの校正パスに加え、章ごとの文法・スタイルチェック

Grammarlyが適しているケース
- メール、Slack、Googleドキュメント、Word、SNS投稿、スマホなど、文章を書くあらゆる場所でのテキストチェック。
- 仕事のメッセージを送信する前の素早いトーンチェック。
- 共有スニペットやアナリティクスなどのPro向けチーム機能、最上位プランのエンタープライズセキュリティ。
- 設定不要ですぐに使え、スペルや文法ミスを検出してくれる無料プラン。
Grammarlyを使い続けるべき人
仕事で文章を書くほぼすべてのライター。メールや業務文書用にはそのまま使い続けよう。書籍の原稿そのものは、作品全体を見渡して校正できるAIWriteBookで執筆・推敲するのがおすすめだ。
GrammarlyとAIWriteBookの徹底比較
一般的なワープロ機能のチェックリストではなく、書籍プロジェクトにとって本当に重要な項目を厳選して比較した。
| 重要なポイント | Grammarly | AIWriteBook |
|---|---|---|
| 想定用途 | 日常のライティング:メール、文書、チャット、SNS投稿 | 書籍原稿(小説・ノンフィクション) |
| 処理の単位 | 目の前にあるテキストボックスまたは単一のドキュメント | 本全体:プロット、章、登場人物、ストーリーバイブル |
| 新しい章の執筆 | プロンプトからのテキスト生成(月ごとのプロンプト枠内) | プロットと君自身の文章サンプルの文体に基づき、章ごとにドラフトを作成 |
| 提案の提示方法 | 下線表示とワンクリック修正 | 差分と置換候補を1件ずつ確認して承認・却下・スキップ |
| 原稿全体の構造的編集 | 公式サイトに記載なし | 本全体に対する編集レター(講評)とスタイルシートの作成 |
| 盗作&AI判定チェック | Proプランで提供 | 盗作チェッカーとAIコンテンツ検出ツール |
| 表紙・出版用ファイル作成 | 公式サイトに記載なし | 表紙デザイナー、印刷用PDF、EPUB、巻き表紙、DOCX |
| オーディオブック | 公式サイトに記載なし | 25種類の声で本全体のオーディオブックを作成 |
| 個人作家向け料金 | 無料プランあり、Proは年払い時月額$12〜 | 無料で開始可能。プランは月額$12〜、または買い切りパック$20〜 |
Grammarlyの情報は2026年10月時点のgrammarly.com/plansに基づきます。
原稿を移行する手順
Grammarlyはアンインストールする必要はない。書籍の原稿だけを移行しよう。
下書きをWord形式で保存
GoogleドキュメントまたはWordから、原稿を.docxファイルとしてダウンロードする。章の見出しを設定しておくとスムーズだが、必須ではない。
インポートする
最大200,000語までアップロード可能。AIWriteBookが章、前付、後付を自動検出し、保存前に名前の変更、分割、並べ替えができる。文章自体が勝手に書き換わることはない。詳細は原稿のインポートを参照。
Grammarlyではできない推敲を実行
書籍エディターを開いて編集レターとスタイルシートを確認し、章ごとに一行ずつの推敲や校正を行いながら、納得のいく修正だけを取り入れよう。
フォーマットを整えて出版
印刷用PDFやEPUBを生成し、表紙をデザインしたら、そのファイルをそのままKDPやその他の販売ストアに登録しよう。
書籍執筆におけるGrammarly:よくある質問
Grammarlyは本の推敲・校正に向いている?
最終的な校正作業には適している。Grammarlyはスペル、文法、句読点のミスを正確に検出し、多くの原稿が作成されるWordやGoogleドキュメント上でも動作する。ただし、現在開いているテキストしか見ないため、「第12章の内容が第3章と矛盾している」あるいは「中盤の展開が間延びしている」といった指摘はできない。それには本全体を読み通す本格的な編集機能が必要だ。
作家にとってGrammarlyの最良の代替ツールは?
目的による。一文ごとの文法チェックだけが必要なら、一般的な代替ツールで十分代用できる。だが書籍の執筆と推敲を行いたいなら、AIWriteBookが最適だ。原稿全体への編集レター、スタイルシート、1件ずつ選べる推敲、出版用ファイルのフォーマットまで、Grammarlyにはない工程を完全にカバーしている。
Grammarlyを使うと作家特有の文体が崩れてしまう?
Grammarlyの提案は、明瞭で型通りの文章を好む傾向がある。これはビジネスメールには最適だが、小説には必ずしも適さない。すべての下線提案を受け入れてしまうと、個性が失われがちだ。AIWriteBookではすべての修正が個別の変更提案として提示され、文体の提案は任意で選べる。
料金の違いは?
Grammarlyには無料プランがあり、Proは年払い時で月額$12から。AIWriteBookはプロットと第1章の作成まで無料で試すことができ、プランは年払いで月額$12から、単発のクレジットパックは250クレジットで$20から用意されている。
GrammarlyとAIWriteBookを併用できる?
もちろん可能だ。多くの作家が、日常の執筆にはGrammarlyを使い、書籍の原稿作業にはAIWriteBookを活用している。人間の編集者向けにDOCXファイルを書き出した後、そのファイルに対してGrammarlyでチェックをかけることもできる。
AIWriteBookで作成した原稿をAmazon KDPで出版できる?
可能だ。「フォーマット」ステップでKDPの規格に合わせた印刷用PDF、EPUB、巻き表紙を作成できるほか、商品登録用のKDPキーワードや書籍説明文も生成できる。執筆した作品の著作権は完全に君のものだ。
メールにはGrammarlyを。原稿には本格的な編集ツールを。
下書きをインポートするか、新しい作品を書き始めよう。プロットと第1章は無料で作成できる。
- 構成案と第1章は無料
- 最大200,000語の.docx原稿をインポート
- 1回の書き出しでPDF、EPUB、表紙、DOCXを作成
- 単発クレジットパックは$20から(定期購読なし)

